「ありがとう、哀しみよ」
社会現象になった、
鬼滅の刃アニメの主題歌
「紅蓮華」の歌詞はヤバいし、スゴイ。
原作派としては、
どの漫画にも言えるけれども
アニメ化するとキャラクターの面構えが整い過ぎて
なんだかなぁ、と思う。
なので
アニメ版の「鬼滅の刃」にも
映画版も、恐らく食指が動かないままだろう。
ではあるが、
「紅蓮華」の歌詞には、
正直、心を鷲掴みにされたし、
「鬼滅の刃」そのものだな、
炭治郎の生き様がそのまま歌詞になったなと思う。
「日本一慈しい鬼退治」
このキャッチコピーも
「紅蓮華」の歌詞も
主人公の在り方を代弁している。
「ONE PIECE」にも言えるけれど、
一見、悪役ポジションなキャラクターにも
彼らそれぞれの背景が有る。
誰しも、そして、何事も
光と影の陰陽が有る。
SMは、正にその両方を掘り下げる行為だ。
恐らく、
顔面拘束や呼吸管理が好きな子たちは
禰豆子の口枷姿に
「え、こんなの白昼堂々少年漫画で良いの?」
と、うろたえたと思う。
いろいろとフェチ要素が
散りばめられてるし、
世相を上手く表しているから
多くの人の共感を得たのだろうと思う。
「ONE PIECE」とどうしても比べてしまうのだけれど、
皮肉めいた部分が表だって感じられないというのは、
万人受けするのだろう。
勿論、「ONE PIECE」だって、
ブームになるまでは、
社会風刺的な要素はうっすらしか描かれていなかった。
物語を紡ぐ人は、
どこかに「世の中を変えたい」という
漠然とした想いが有ると思う。
と言うか、
そういう情熱が有るから、
「これを伝えたい」という信念があるから、
人の心を動かす物語を生み出せるのかもしれない。
僭越ながらも、
「こんな世界になればいいな」
という思いは、私も持っている。
だから、
想いが高じて、表現している人たちに
敬意と尊敬を感じるし、
小さな自己満足であっても、
何かしらできればな、と思っている。
私の中で「鬼滅の刃」は、
新しいヒーローとリーダーシップを
象徴する物語だ。
「逸材の花より、挑み続けた咲いた一輪が美しい」
「ドラゴンボール」や「キャプテン翼」のように
最初から逸材なヒーローではなく
圧倒的な才能や強さを持たないが
愚直すぎるほどの不器用さで
いろんな人の信頼を勝ち得ていく。
そして、
最終的に、自分の闇や弱さと向き合い
周りに支えられながら打ち勝つ
圧倒的な才能や強さを持たないが
愚直すぎるほどの不器用さで
いろんな人の信頼を勝ち得ていく。
そして、
最終的に、自分の闇や弱さと向き合い
周りに支えられながら打ち勝つ
というヒロイックファンタジーは
令和の時代そのものかもしれない。
誰しも、男性性と女性性を
両方持っている。
令和の時代そのものかもしれない。
誰しも、男性性と女性性を
両方持っている。
それは、SMという行為の中では、
女性上位と言う形でも表れている。
「紅蓮華」を耳にするたびに思う。
「誰かのために強くなれるなら」
「誰もが幸せを願ってる」
これらは、
母性愛と父性愛
どちらにも共通する慈愛。
相手に寄り添う心の器を
いつも整える事。
こう言う世の中だからこそ、
必要な事だと思うし、
気を付けていたい事だ。
私も、皆も
鬼舞辻無惨のように
一歩踏み違えば、鬼になるのだ。
日々、呼吸を整えておこうね。
お互いに。
TAMAKI
私も、皆も
鬼舞辻無惨のように
一歩踏み違えば、鬼になるのだ。
日々、呼吸を整えておこうね。
お互いに。
TAMAKI