においを

匂いや臭いと書き分けるように


英語にも、

良い匂いとそうじゃない臭いとで

単語が違う。


においと言うのは、
日本語にしろ、英語にしろ

個人的な嗜好だということである。


たとえば、

香水だってつける量を間違えると
香りがきつすぎてしまうし、


人工的な香料による「香害」と言う言葉も
オーガニックな商品を愛好する人たちの集まりでは
時々耳にする。


よく、スタッフさんが電話応対する声を聴いてると

「そこは、皆様の好みがそれぞれですので」

と困ったように話しているときが有る。



臭いに関する問い合わせの時だ。


体臭に関して言えば、
世の中ほぼ90%の女性が

「ニオワナイわたし」を目指している。


制汗剤や衣服の消臭剤などは、


漢字で臭いの方

英語で言うOder、Stinkというものへの対策で売られている。


女性本人が「私、ひょっとして???」と
気にしているレベルでも


「全然においません」という

強い臭いが好きな子たちもいる。


でも、においには
体温とかのように数値で見える化できたりしないので

「すごくキツイにおい」というリクエストは

実のところ、

スタッフさんが返答に困るリクエストの一つだったりするのだ。


臭いは、キツクしようとしても
出来ない場合もある。


その辺は、もう個人差としか言いようがない。


体臭でない、キツい臭いというのは

わりと簡単にできる。


生卵を腐らせたり、
アンモニアを薬局で買ってきたり

床を拭いた雑巾に牛乳をかけて、
袋に入れたまま、放置したり。


意外と簡単に作れる。


しかし、


汗や体臭の蒸れたニオイを意図的に強くするというのは、

本当に難しいのだ。


においは、記憶と強く結びつくし、

強烈であれば強烈であるほど、
過去の経験はより色濃く刻み込まれる。

そして、実際の体験より
強かったように上書きされてしまう。


だから、


鼻が曲がりそうなニオイを
探し求める子達には、


本当に生きづらい社会なのが
今の世の中だと思う。

消臭、脱臭がエチケットだった上に、

消毒、換気が
ある意味、衛生面の必須条件になってしまったから。


日本じゃない国に行けば、
ひょっとしたら可能性が
まだあるかもしれないけれどね。




TAMAKI