紫は、ヘンタイ色。

そんなことを一時期
聞いたことが有る。


何が根拠になっていたのかは
全く分からないけれど、



紫という色に対するイメージは、

赤や黒に比べると

人それぞれに違うと思う。




絵の具では、

赤と青を混ぜることで
紫は作れる。


赤が多いか、青が多いかで

色合いも雰囲気も変わる。



そのあいまいさが、
変態と表現されたのかもしれない。
 



歴史的には、

紫は身分の高い人しか着れない色だった。


それは、


糸を紫に染める染料が手に入りにくく、
一度に大量の衣服を作ることが出来なかったからだ。


紫色の物といえば
エヴァンゲリオンもそうだ。


エヴァンゲリオン初号機の色を見ると

今までのロボット物に多い

赤、青、黄
いわゆる原色と呼ばれる色と

白、黒との組み合わせとは違う


紫と緑のメタリックな機体は

どこか昆虫的で
ロボットなのに生き物みたいな雰囲気を
漂わせている気がする。


人工的な機械でありながら、

操縦する人間を選別するあたりが

生き物と道具、
両方の性質を持つ独特さを


初号機は特に、
一目で表現していると思う。




二面性を持つということは、
ときおり、そのことを
否定的に捉えられがちである。


以前、とあるスイッチャ―さんとの会話で


昔は肩身が狭かった、

という事を聞いた。


スイッチャ―とは、

責めも受けも、
両方の欲求を満たしたい性的嗜好だ。


一粒で二度美味しい、ではないが

SとM、どちらも楽しめるのは
楽しみが倍な感じがして良さそう

と思うかもしれないが

当事者によると
パートナー選びには苦労するし、
いろいろと苦労が有るようだ。



性的嗜好というのは、
気が付いたら自覚していた
自分なりの好みなので


そこに細かく条件が増えれば増えるほど、

理想のパートナーに出会う確率は、
どんどん限られていく。


それは、
フェチ願望を持つ子は皆、
実感したことが有るだろう。



拘束と呼吸管理、

匂いと体液、

といった関連する二つのフェチではなく



正反対の嗜好が同時に成り立つ矛盾さも

ある意味、人間らしいし



淫乱な処女


というような
正反対すぎるご都合主義の設定も
性的ファンタジーでは王道だ。


ギャップ萌え、というのも
二面性をプラスに考えた一つの例だし、

意外性、想定外と言う部分に


人は魅力を感じるように
プログラムされているのかもしれない。


色彩心理学でも

紫は、青と赤。
両方の性質を持つ
二面性がある色として考える。


私は、紫には
神秘的な雰囲気が有ると思うし、

合わせる色によっては、
毒々しさを強調するとも思う。


長所は短所、短所は長所。

この部分は
SMやフェチの良さにもあてはまる。


変態自体が
そもそも矛盾した願望を持っているから、


やはり


矛盾した二面性と言う意味で


紫は、変態の色なのかもしれない。



TAMAKI