黄金という存在は、
古今東西
ヒトの目を引くようで、


私のブログで最も検索されている言葉も
実は、黄金である。


黄金色と書くと、
途端にSMから離れ

稲穂が実る刈り入れ前の水田だったり

ツタンカーメン王のマスクであったり、

金閣寺だったり、


貴金属の元素記号Au 24K 
純金を連想するのだけど


黄金、という文字列で
人間便器やスカトロジーを
思い浮かべるのは、


かなりのマニアックな性的嗜好を
自覚している人たちだと思う。



SMでの黄金と言うのは、
自然便、つまり下剤や浣腸などを使わない
食べたものが消化された後に出る便が
最も貴重とされる。


だいたい食後24時間から36時間で
排泄は起こるのだが、

緊張や胃腸の健康状態によっては

当然、前後するし、

食べた食材の種類によっては

想定通りにならない場合もある。


そして、

これまた間の悪い事に、


黄金に性的興奮するタイプは、
その日急に、欲求が膨れ上がるそうだ。


身も蓋もない事を言えば、
排泄を我慢しても、身体には良くない。


腸と言うのは、ずいぶん微細な臓器だし、

実は消化器には、
それぞれに最も活動する時間が
2時間ごとのスケジュール割で
決まっていたりする。


そんな理由から、
幾らその日思い立っても
自然排泄の黄金は
そうそうタイミングよくありつけないのである。



これは、黄金フェチの人は
何度も体験している世知辛さだと思う。


そのあたりは、
本当に運とタイミングだと

当日黄金の問い合わせが有るたびに
毎回、心苦しく思うことだ。




子どもの頃に読んだ
どこかの地方の民話で

兄弟の能力比べに

それぞれの排泄物を比べあうという

なんともスゴイ展開の話が合って、

その一文に、


「とぐろを巻き、黄金色の便」

という描写が出てきたのを未だに覚えているが


人間の排泄物を評価する時に

最も適した表現は、黄金色なのだという
衝撃が有ったのだと思う。

書いた人の表現力が
とても素晴らしかったので、
子ども心に、納得もしたし
圧倒もされたおかげで

数十年経っても、脳裏に焼き付いてる。



どちらかと言うと、
大便の色は
黄金色よりも茶色を連想する人は多いと思う。 


実際、便の色は
胆汁という体液に含まれる
黄色の色素成分や、

自分が食べた食材、

宿便と呼ばれる
腸の内側にある消化カスから発生するガス

これらによって、色が日々変わっている。


赤ちゃんは、ときどき
緑がかった便をするけれど

それは腸内に居る菌によるもので
特に問題は無い。


形や固さも

消化から排泄までの時間に比例する。


黄金フェチには、
何を食べた後の黄金か
テイスティングできる人もいる。


果物を3日前から食べて欲しい。

肉を多く食べて欲しい。

そういうリクエストも時々ある。


好きこそ物の上手なれ、とは聞くけれど

そこまでの域に達せるまで、

どのくらい経験を積み重ねてきたのだろうと


テイスティングの話を聞いた時、

人間ってすごいなと感心してしまった。



人間には、黄金色に引き寄せられる性質が
DNAに組み込まれていると聞いたことがある。


今でこそ、お金と言うモノは
電子取引も増えて、
持ち歩かなくてよくなったけど、


金相場という相場が在るように

価値がほぼ変わらないとして、

世界中で信用されているのは

圧倒的に純金である。


貴重なものは、黄金色をしている。


それが、

稲穂や小麦という
生きていくために必要な穀類であったり、

物々交換の果てに、
不動の地位を築いた純金であるから、


日本のスカトロジーやSMプレイでは

黄金という呼び名を

敬意と貴重稀少の両方から選んだのかもしれない。


日本人と言うのは、
隠語を使う文化があるが

黄金聖水はその極みとも言える。

英語でもスラングやフォーレターワードという
俗語表現は有るけれど、

決して美しい表現では無い。


それは一つに、

たった26個の文字による表現と

漢字とひらがなという
何百、何千にもなる
複数の組み合わせから出来た文字表現の

厚みの差と言えると思う。



TAMAKI