性感帯と言うと、

皆、性器や乳首を挙げるが


忘れてはならないのが、耳である。


耳は、二つの感覚を同時に責められる
とても効率の良い、

そして、責めがいのある性感帯だ。



先ず、音。

そして、触覚。



耳が良すぎる体質であれば、

触れずとも、延々と耳元で
声の暴力という手段が使える。



美声で有る必要はあまり無い。



艶のある声で
責め立てられるのに
越したことは無いが、


音の波動は
近ければ近いほど、


鼓膜を揺らし、

耳の内側の粘膜を撫で上げる


それよりも、

発する言葉が重要だ。


言葉によって
高められ、沸騰する脳を


指先、吐息で
耳そのものを弄んで
追い立ててやれば


耳だけで、逐情することも
出来なくはないのだ。


人間は、

全ての情報を
80%ほど目から受け取るが
耳と皮膚も合わせて
15%以上の情報を受け取る
感覚受信機だ。



耳を無視して、

精神的支配も、
肉体的な支配も成り立たない。


そして、

刺激と言うのは、
与えるだけでなく引き算でも起きる。



耳に栓をして、
音を奪ってしまうことも


刺激を与えないからこそ
別の感覚を刺激する責めになる。



意識しないと分からないかもしれないが、


音に頼って判断していることが
どれだけ多いか。



予告されていたとしても
聞こえていたものが
聞こえなくなることで気付かされるのだ。



どこを支配するか、

何を与え、制限すれば
相手を掌中に収められるのかは

本当に、一人ひとり違う。




それを探り当てることが

責める側の宝探しであり、


また、


隠しても最終的に暴かれてしまうことが

受け手側の悦びなのである。



TAMAKI