子どもの頃から、

迷宮やダンジョン、洞窟に
結構強い憧れが有る。


もう少し、真面目で賢かったら

大学で考古学を専攻して
地中海文明や南アメリカ大陸文明を
研究する人生を選んでたのに 

と暴露するくらい、

古代史や古代文明に興味が有る。



迷宮と言えば、
私の中ではクレタ島のミノッソス宮殿だ。

幼い頃、ギリシャ神話で読んだ
牛の頭を持つ怪獣ミノタウロスの伝説。


怪獣を封じ込めるために建てられた
監獄のような迷宮。


そして、

まだ解明されていないクレタ島の古代文明。

冒険心をかなりそそられた。



日本には、迷宮と呼ばれる城は無いが

滋賀と三重には、

それと似た構造の屋敷が残されている地域が有る。


忍者の里、伊賀と甲賀だ。




クレタのクノッソス宮殿は
伝説上、封じ込めるための迷宮とされたが


忍びの屋敷は、
侵入者を撃退する目的と
安全に逃げ延びるためのからくり屋敷だ。


回転する壁や隠し階段。


実際に、再現したら

とてもいい和風SMダンジョンになりそうだ。



迷宮と聞けば、


DID願望を持つ子は

そこに閉じ込められてしまいたい

という衝動に駆られるだろう。


DIDは

Damsel  未婚の若い女性

In Distress 苦痛、苦悩にある


という英熟語の頭文字で


「囚われのヒロイン」と言う意味だ。


誘拐されて、閉じ込められて、

放置されたかと思えば、

手酷く弄ばれる。



非常に苛虐心をくすぐられる設定であり、

また、その状況に憧れる監禁されたい願望を持つ子には

自分の被虐欲求を叶えてくれる理想の設定なのだ。


迷宮の良さは、

逃げても逃げても
同じところへと戻ってしまっているという

エンドレスループ効果だ。


同じことを何度も何度も繰り返すのに
また一からやり直し。


これほど、神経を擦り減らす責め苦は無い。


幼くして亡くなった子どもへの地獄に

賽の河原での石積みがあるとされるが、

積んだ石を端から鬼に突き崩されるという刑を

ひたすら受けるらしい。


地獄の刑罰について記述した人物も
大概に苛虐心が強いと確信するくらい

地味だが酷い刑だ。



単純で終わりの見えないものほど、
精神を責めることが出来る。


一刻も早く自由になりたい。

前へと進んでいたはずなのに、

気が付いたら、ふりだし。


背後から、怪物の気配。

逃げる先は、どこを目指せばいい。



そんな哀れな生贄を

迷宮の奥でほくそえみながら


逃げ疲れて、堕ちてくるのを

優雅に待つ。



あるいは、


逃げおおせた!と
扉を開けた瞬間に、


元居た牢屋へと強制送還される。



きっと、毎回

楽しいだろうなと妄想する。



迷宮を物理的に作ることは、

相当に腕のいい上に
迷宮の良さを理解してくれる建築士が居るし、


色々とハードルが高いけれども



ヨーロッパや中国に行けば

中世の名残で

迷宮のような屋敷が残ってるかもしれない。



なにより、


誘拐して、
一度迷宮入りさせてしまえば、


死体が発見されない限り、
蒸発事件として処理されてしまう。



昏い妄想が尽きなく出てくるくらい


迷宮という存在は、

SMを取り上げる上で欠かせない。



そして、

その良さをより活かすには、


神話や童話などに隠された
ダークファンタジー目線も欠かせない。



TAMAKI